2002/04/01 過去の汽水域懇談会の記録

第42回汽水域懇談会

日時:2000年10月13日(金) 17:30から

場所:島根大学汽水域研究センター(一階展示室)

問い合わせ先:島根大学汽水域研究センター/汽水域研究会 Tel&FAX:0852-32-6099

 

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干潟生態系の機能評価と分類に関する試み

講演者:矢部 徹(国立環境研究所生物圏環境部)

1999年5月のラムサール会議において「潮間帯湿地(干潟)の保全と賢明な利用の促進(干潟保全決議案)」が決議され,干潟の保全が国際的に期待されている.従来の干潟調査は,主に鳥類の中継地,採餌場としての機能に重点をおいたものが多く,干潟生態系のもつ多様な機能について議論することは少なかった.本研究は国立環境研究所プロジェクト「干潟等湿地生態系の管理に関する国際共同研究」の一環として,干潟の物質生産,蓄積,循環能および生物多様性と干潟の水文地理的特徴との関連づけをすることを目的としている. 

 



第41回汽水域懇談会

日時:2000年8月10日(金) 18:00から

場所:島根大学汽水域研究センター(一階展示室)

問い合わせ先:島根大学汽水域研究センター/汽水域研究会 Tel&FAX:0852-32-6099

 

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植生護岸の形成とその効果

講演者:林健二郎(防衛大学校土木工学教室 助教授)・木村保夫((株)ミック)

近年,環境問題の関心が高まり湖沼における抽水植物群落の持つ効果や機能も明らかにされ,その重要性が広く認識されるようになった.そうした中で湖岸における抽水植物群落の復元が各地で試みられるようになった.湖岸に抽水植物群落を復元するためには,波浪や土砂移動などの物理的環境条件に関する工学的知見と,抽水植物群落の成長特性に関する生態学的知見とをとりまとめた学際的な視点が必要とされる(話題提供者らによる海岸工学論文集46巻論文より).当日は,論文の中核をなす諏訪湖での植生マット(植生ロール)によるヨシ群落の形成についての実証実験結果について紹介していただき,さらに沈水植物コアマモの中海における再生計画についても議論したい.

 



第40回汽水域懇談会

日時:2000年7月21日(金) 17:30から

場所:島根大学汽水域研究センター(4階会議室)

問い合わせ先:島根大学汽水域研究センター Tel&FAX:0852-32-6099

 

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水性植物の換気機能 -植物体内を吹く風と生態系物質循環-

講演者:土谷岳令(千葉大学大学院自然科学研究科 助教授)

土谷先生は,水生植物の物質生産や生理機能について研究されており,特に植物の換気機能について精力的に研究を進めています.換気の能力は植物ごとに異なり,還元化した底質に耐えられるかどうかも植物ごとに異なってきます.当日は,水生植物の個体レベルの話から水界生態系という大きなレベルまでを,「換気」をキーワードとした包括的なお話しが伺えることと思います.皆様のご来聴をお待ちしております. 

 



第39回汽水域懇談会

日時:2000年6月30日(金) 17:30から

場所:島根大学汽水域研究センター(一階展示室)

問い合わせ先:島根大学汽水域研究センター Tel&FAX:0852-32-6099

 

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汽水域リモートセンシングの最前線

講演者:作野裕司(東京大学大学院工学研究科)

時々刻々と変化する汽水域の環境を,同時に一目で観測する方法として衛星リモートセンシングが注目されています.衛星から何が見えるのか?どうすれば知りたい情報を抽出できるのか?そして,今,どこまでわかったのか?
作野氏は汽水域研究センターにおいて,中海・宍道湖の環境リモートセンシングを修士課程のテーマとして取組み,その後,東大の博士後期課程に進学して,この研究を発展させ,本年3月に博士(工学)の学位を取得しました.また,本年5月には日本リモートセンシング学会より「SPOT/FRVデータによるアオコ発生時の宍道湖表層クロロフィルa濃度分布の推定」によって論文奨励賞を受賞しています.今回は,衛星リモートセンシングの汽水域環境への応用についてわかりやすく解説し,この一連の研究での到達点について語っていただきます.

 

コメント:汽水域リモートセンシングへのマイクロ波センサの利用について

講演者:古津年章(島根大学総合理工学部 教授)

全天候型のセンサとして注目されるマイクロ波センサの有効性について,その開発と応用に長年関わってきた古津先生にコメントしていただきます.