流動解析部門

部門の概要

 

 

 汽水域における水環境の理解には、生物および化学環境に加えて、流れすなわち「流動」に代表される物理環境を知ることが重要となります。本部門では、汽水域における生物および化学の動態と物理現象を合わせて解析することにより、汽水域を総合的に理解することを目指しています。また、汽水環境に影響を与える沿岸域、上下流の河川やダム貯水池も研究対象としており、それらの研究に関連した淡水湖沼も研究対象としています。

 当部門は、フィールドにおける流れ場に加え、それに影響を与える風況、熱環境および水質等も必要に応じて調査することにより、現場の水環境を多面的に把握しています。物理環境に加え生態系も取り扱える数値シミュレーションモデルを利用して、調査だけでは理解することが難しい水環境の評価を行っており、そのようなモデルを用いた、効率的な水環境の保全対策の検討も行っています。

 当部門は、物理現象の解明を中心とする研究部門ですが、生物環境や化学環境も含んだ総合的な水環境の理解に必要なすべての研究課題に取り組んでいます。そのため、シジミの移動やシオグサの繁茂などの生物的課題や、硫化水素の生成などの化学的課題も研究対象としています。さらには、地球温暖化による水環境への影響評価にも取り組んでいきます。

 


 

画像紹介(クリックすると拡大画像になります)

 


ダム貯水池でのアオコ問題(左) 

宍道湖での流れと水質調査(右)

 


南アフリカ-Vaalダムと調査チーム

 


アオコと波浪のシミュレーション(左)

河川感潮域における海水遡上シミュレーション(右)

 

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島根県雲南市-尾原ダム-プランクトン画像(Staurastrum sp.
)(左)

鳥取県鳥取市-殿ダム-プランクトン画像Dolichosuperumum minispora)(右)