2017/02/14 第123回 - 國井 秀伸 博士 退職記念講演会

平素は汽水域研究センターの事業に対し、ご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
この度、國井秀伸教授が2017年3月31日をもって島根大学を定年退職致します。
つきましては、以下のとおり退職記念講演を行いますので、皆様お誘い合わせの上ご参加下さいますようお願い申し上げます。

 


第123回汽水域懇談会

 

題目 : 水草の生態研究を振り返って 

                〜基礎生態から保全生態へ〜

話題提供者 : 國井 秀伸 博士(汽水域研究センター教授)

日時 : 2017年3月10日(金)17:00〜18:30

場所 : 島根大学 総合研究棟(法文学部棟)2階

           多目的室(207号室)

 


【発表の概要】

 昭和58(1983)年に島根大学理学部に赴任し,今年が35年目となる.汽水域研究センターには,学内共同利用施設として発足した平成4(1992)年に籍を移し,現在に至っている.これまでの研究生活を振り返ると,千葉大学での卒業研究以来,水界生態学,特に水生大型植物(水草)の生活史関連の調査・研究が中心で,修士・博士課程では,帰化水生植物コカナダモの日本における急激な分布拡大のメカニズムを野外調査と実験により解明した.この研究スタイルは現在も続いており,90年代以降は保全生態学的な視点から,宍道湖・中海周辺に生育するイトクズモやオオクグをはじめとして,オニバス,ヒメバイカモなどのRDB記載種を中心に,各種水草の生活史関連の調査・研究を開始した.これとは別に,島根大学に赴任した翌年には,宍道湖・中海周辺に散在するため池の水草相と水質との関連についても調査に着手し,この調査は10年おきに現在も継続している.当日は,これら調査・研究のいくつかの成果のほか,中海の自然再生などの社会活動についても紹介したい.

 

 

掲示用ポスター(ズームしてご覧ください)