2007/05/23 第079回 - 倉田 健悟 博士

第79回汽水域懇談会

5月29日(火曜日)夕方より第79回汽水域懇談会を行います。皆様お誘い合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

 

「大橋川における底生性二枚貝類の個体群動態」倉田 健悟(島根大学汽水域研究センター)

5月29日(火)17時よりセミナー室(201)で第79回汽水域懇談会を行います.今回は倉田さんに講演をしていただきます.皆様のご来聴をお待ちしております.

日時:平成19年5月29日(火曜日)午後5時より
場所:島根大学汽水域研究センター2階演習室(201)


発表の概要:
島根県の宍道湖と中海を繋ぐ約7.6kmの汽水域の河川である大橋川において、ヤマトシジミとホトトギスガイの個体群動態を研究した。上流から下流まで流心部に数地点の定点を設け、2005年11月から毎月、SM型採泥器を用いて河床の底生動物の採集を行った。ヤマトシジミは主に大橋川の上流側と下流の浅部、および剣先川に分布していた。ホトトギスガイは大橋川の下流側に多く分布し、剣先川では個体数が少なかった。2006年7月に斐伊川で大規模な出水があり、宍道湖から中海まで一時的に塩分が大きく低下した。これにより大橋川からホトトギスガイはいなくなったが、再び9月には加入が見られた。季節、水深、および出水などの要因によって両種の分布は変化することが分かった。大橋川と剣先川における塩水の遡上の状況と、出水によってホトトギスガイがいなくなったことなどから、2種の個体群動態は塩水の挙動と密接に関係していると考えられる。