2015/06/25 第115回 - 原口 展子 博士

 第115回の懇談会は、島根大学汽水域研究センター 原口 展子 博士の話題提供で行うことになりました。皆様お誘い合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます

 


第115回汽水域懇談会

 

題目 : 高知県沿岸に生育する大型褐藻ホンダワラ類の分布変化について

話題提供者 : 原口展子 博士(島根大学汽水域研究センター特任助教)

日時 :2015年6月25日(木)17:00〜18:00

場所 : 島根大学汽水域研究センター2階セミナー室(201号室)

 




【発表の概要】
 ホンダワラ類は,褐藻綱ヒバマタ目に属する大型海藻で,沿岸岩礁域にガラモ場とよばれる海藻群落(藻場)を形成する。ガラモ場は,沿岸生態系を支える重要な役割を果たしているが,近年,ガラモ場の衰退や種組成の変化が指摘されるようになった。高知県沿岸では,このような現象が顕著に生じており,1990年代 以降,温帯性種の衰退とともに,熱帯性種が優占して繁茂するようになった。また,既存の温帯性種の季節消長は,30年前に比べ,成熟時期などにズレが生じていることもわかった。これらの変化は,90年代以降の水温上昇に大きく関係していることが示唆された。今回の発表では,分布変化の事例とともに,培養実験の結果も踏まえて,高知県沿岸のガラモ場の現況について紹介する。

 

掲示用ポスター