雨上がり、道路の下に空があった
濡れたアスファルトが雲を映し、足元と頭上の区別が一瞬なくなった。
揺らいだ境界地面 / 空
潮の満ち引きで汽水域の輪郭が移ろうように、日常の中で知覚の境界が動いた瞬間を記録します。名前を付ける前に立ち止まった、小さな出来事の採集です。

濡れたアスファルトが雲を映し、足元と頭上の区別が一瞬なくなった。
ガラス越しに店内は見えているのに、身体だけがまだ街に残されている。
目では自然素材だと思った。触れた瞬間、温度と硬さが別の答えを返した。
時計ではなく、建物の影が伸びた瞬間に一日が別の名前へ移った。