5つのテーマは分類棚ではなく、汽水域へ流れ込む異なる視点です。同じ現象へ別の問いを投げ、見慣れた世界をもう一度見るための入口になります。
異なるものが接し、混じり合うことで生まれる、線ではなく幅を持った領域。
境界は隔てる線か、それとも新しい関係が生まれる場所か。
世界を理解するために、無意識のうちに置いている前提。
その当たり前は、いつ、どこで、誰から受け取ったものか。
見たものを分類し、意味づけ、自分の世界にするプロセス。
同じものを見ても、なぜ人は違う答えにたどり着くのか。
作品の背後にある、つくり手固有の観察と判断の軌跡。
その人は何を見て、なぜその表現を選んだのか。
知っている世界が、一瞬だけ知らない世界に変わる体験。
作品を離れたあと、日常の何が違って見えるだろう。